昭子ちゃんの日記

ありがとう

あいうえおーあはははは

1945年 春

また空から爆弾が降ってきた。
私は学校にいたからなんとか助かったが、おにいちゃんがいた工場は焼けて消えた。
心配だったけど、しばらく待ってたら帰ってきた。ちょっと火傷をしてた。
そうだよね、おにいちゃんが死ぬわけないよね。敵の人なんかより、私のおにいちゃんのほうが絶対強いんだから。

わたしのおにいちゃん

わたしのおにいちゃんはね、強い兵隊さんになるのが夢だったのに、体が弱いおにいちゃんはいつまでたってもなれなかったの。
「もっと僕が強ければ、この国を守る人たちの一員になれたのにな。」って、暇があればずっと言ってる。

てすと

てすと
ギャラリー